硯の手入れ 改刻 修理 鑑定


装飾的な中国硯をシンプルな実用硯にしたい

墨堂が減った 墨がこびりついた

硯のキズ、欠けの修理


中国硯の修理・改刻

2022 1月 

端渓硯(中国)の改刻

装飾を除き、墨堂と墨池のラインを緩やかに削り、シンプルは実用硯に変身しました。

磨き作業で鋒鋩も蘇り、末長くお使いいただけます

白蝋で仕上げたことにより本来の石の色と文様が現れ見た目もしっとりとなりました。

(石は乾くと白くなります。川底にある様に濡れた色がその石の本来の色です。)


2022 1月 

澄泥硯(中国)の修理

長年の使用により全体に墨跡がこびりつき、墨堂も部分的に凹みがありました。

鑿(ノミ)で薄く削り、3種類の砥石で磨きました。

 本来の石材の色が現れ鋒鋩も立ち発墨が非常に良くなりました。

末長くお使いいただける硯になりました。


2022 1月 

端渓硯(中国)の修理

墨のこびりつきと使用跡(墨堂の歪み)がありました。

鑿(ノミ)で削り、3種類の砥石で磨きました。

 淵の汚れも落とし文様が鮮明になりました。

墨を落とした墨堂には端渓の柔らかな肌合いが復活し、発墨が非常に良くなりました。

 


欠けた硯の修理

2020  5月 

墨堂の修理

硯の石材は堆積岩なので剥離しやすい性質を持っています。

墨は煤(スス)を膠(ニカワ)で固めたものです。

膠は大変強い天然の接着剤で、水分が蒸発して膠の成分が紙に墨跡を定着させます。

墨を墨堂に置いたままにしておくとすぐに取れなくなり、無理やり剥がすとこの様に破損します。また、墨液を池に溜めて放置すると水分が蒸発して固くなった墨塊は容易に取れません。

使用後は墨液を拭き取るか、洗っていただくとよろしいです。

修理は、剥離した層まで全体を1段低く鑿(ノミ)で削り、3種類の砥石で磨き仕上げをしました。

 


端渓石(中国硯)の例

 

 

 

 

 

古い中国硯も扱い易い硯になります。


2016年 3月

端渓石硯(中国)

細工を取り、墨堂から墨池へのラインと池を囲む線を緩やかに仕上げました。

池も広く、日本人好みのシンプルで雅美のある実用硯となりました。


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※修理・改刻をご希望の方は下記メールフォームかお電話にてお問い合わせをお願いいたします

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鳳鳴堂(ほうめいどう)電話:0536-35-1188 

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